2009年10月05日

行政解剖は司法解剖や病理解剖とどう違うの?

 中川昭一元財務・金融担当大臣が自宅で死亡しているのが見つかりましたが、警視庁は遺体の状況などから自殺の可能性は低いとみて、行政解剖をして詳しい死因を調べることにしたそうです。司法解剖という言葉は馴染み深いですが、行政解剖という言葉を今回初めて知りました。

 昔、家族や親戚が面倒を見て、見守る中で臨終を看取る場面を映画やドラマでよく見ました。残念ながら父と弟の臨終を看取ることはできませんでした。

 弟の場合は病院の隔離された部屋で亡くなりましたが、感染の恐れがあることで隔離部屋への入室を禁じられましたので、最期の顔を見ることもなく言葉をかわすこともなく弟はあの世へ逝ってしまいました。残念でなりません。

 父は常日頃「畳の上で死にたい」と言っておりましたが、気付いた時には既に死後2〜3時間経っていたようです。誰にも看取られることなく穏やかな顔であの世に逝ってしまいました。ところがその後が大変だったそうです。死因に事件性がないかどうか徹底的に長時間調べられたそうです。殺害したのでないことを証明せよと母は執拗に長時間警察官から詰問されたそうです。

 近所に元警察官の妻が冬に自宅で亡くなりました。この時も大変だったそうです。冬は寒いので寝る時に首にマフラーをして寝るのを習慣にしていたそうですが、朝二度と目覚めることがない日が訪れました。この時もご主人の元警察官や娘さんに対してマフラーで首を絞めて殺害したのではないかと、執拗に長時間詰問されたそうです。

 映画やドラマと違って臨終時に家族や親戚が看取るなかで医者に告げられる場合は、すぐに死亡診断書が書かれ後の段取りがしやすいのでしょうが、そうでない場合は本人の思いとは別に、自宅で死ぬということは大変なことです。

 父の場合は、死亡診断書ではなく死体検案書でした。死体検案書は死亡診断書と同じ効力を持ちますが、タイトルが事件性がなくても事件性があるように感じられる表現なので非常に抵抗を感じます。

 へんな話ですが、大事な大切な息子を亡くした母は「病院で亡くなってくれてよかった。あの嫌な思いをしなくてすんだ」と今もよく言います。

 ところで、初めて知った行政解剖という言葉ですが、これは死因が不明の場合、自然死(病死、老衰など)か、事故死か、あるいは他殺死かを特定するために行われる解剖のようです。よく聞く司法解剖は、死因が明らかに他殺と推測される場合、その直接死因は何か(包丁で刺されて死亡したと思われる場合、本当に直接死因が包丁で刺された事による失血死か?)などを調べるために行われる解剖です。

 弟の場合行われた解剖は、病院で死亡した弟の死因を調査するため、遺族の同意の基に行う解剖になりますんので、病理解剖になります。

フラッシュバック、をご覧ください

posted by einfonikoniko at 17:40| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
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Posted by ツイてる! at 2009年10月05日 17:44
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